2013/10/29

今更かなめ屋Ust雑感

 ミュージシャンがだらだらしゃべっている生番組、貴重です。
 
 超実力派イケメン男子ボーカルデュオのケミストリーはいま活動休止中で現在それぞれソロ活動中ですが、その川畑要(実は色白)さんが、時々Ustreamで番組をやっています。
 
 基本的には、要さんと助っ人1〜4人(塚本高史さんがゲストできたこともあり!)で、だらだらゆるゆると行われます。番組冒頭は「イラっ」とするような立ち上がりの悪さが特徴的です。こういう素人の作りをみると、テレビ番組というものがいかに色々作り込まれているか、と痛感するわけですが、だからといって、つまらなくていられないわけではありません。(慣れるのに時間かかりましたが)画質もあまり良くなくて、せっかくのイケメンなのに歯ぎしりギリィだし、ツイート募集といいながらツイートの拾い方がまったくなっとらんとか色々不満は多いですが。
 
 要さんが、話をしはじめると、いつの間にか大盛り上がりで楽しくて笑っているのです。インドネシアいってきた話とか、タイにいってきた話とか。饒舌というわけではなく(滑舌は良い)、独特の語彙にあふれているわけではないのです。写真や周囲の多少のツッコミをはさみつつ、要さんはしゃべりますが、それがいつの間にか聞き入っていて、いつの間にか笑っている、という感じです。

 段取りがない、仕切りがないターンだとおもしろいのです。
 番組の最初と最後とか、コーナーの切り替え時が非常にイラッとするわけです。天の声の方もおそらくレコード会社の人なので別に仕切りがうまくないので、司会者がいないからそういう舵取りのところは、ムズムズイライラなのです。
 しかし、要さんの近況報告コーナーはおもしろい。

 全体的に司会者がいないので、近況報告でも誰かが色々うまく話を誘導しているわけではなく(誰もできない)、要さんは主に写真やトピック(〜〜に行った、〜〜があった、等)を足がかりにしてしゃべるわけですが、それが楽しいです。劇的なオチがあるわけではなく、じわじわ重なっていって、いつのまにか何度か大きな笑いが起きていて、見る方も楽しくなります。
 
 こういう魅力に私が気づいたのはけっこう最近で、きっとカナメイトの皆さんは早々に気づいていたと思いますが!。
 
 テレビのトークは、テレビ的に妥当であるものだけ流れています。
 
 要さんの話は、本当に人の話で、テレビではそのまま流せないでしょうが、会話に参加している(見ている)と、いつの間にかおもしろいのです。まるで居酒屋で車座になって、要さんの話を聞いているみたいな感じです。(Ustのスタジオには時々アルコールがでるがさほどは飲んでいない)

 自分が要さんの人柄が少なからず好ましいと思う傾向があるからおもしろいと思うのであって、誰にでもオススメというわけではありませんが、いろんな人の魅力を伝えるのに、Ustは良いのではないかなぁーと思うのです。テレビやインタビューなどは、フォーマットがどうしても邪魔をして、生の姿を垣間見ることは実際不可能です。密着映像でも、切り取られてしまっているのです。

 私はむかしスガシカオさんのラジオが本当に好きで、ミュージシャンのラジオというとどうしてもそこが基準でしたが、シカオちゃんはどう考えても上手すぎました。要さんはそんなふうにはしゃべれないです。でも顔が見えて、仕切り段取りの限りなくミニマム枠組みしかない、Ustでの語りは、とても良いなぁと思いました。ケミストリーでもやって欲しいです…。

 というわけで、またUstやってくださいね、要さん! 色々信じてる!

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書くことメモ、ブログ800文字、メモ1100字、1時間

  1時間と決めたら意外と長くて左親指が痛くなる。よろしくない。