ツイッターで「BL嫌いという腐女子ってなんなの? けんか売ってるの?」というツイートを見掛けた。
はぁやっぱりそうなのか。
私は腐女子ぽいのだけど、いわゆるBLのマンガや小説はまったくそそられない。まず絵が全般的に苦手で、そこから先に入っていけない。世代的な問題もあるだろうが、あごがとんがって目がはみ出そうに長くて前髪とかぴんぴんさらさら〜はうけつけないのだ。
そもそも世代的には「腐女子」という言葉ができるはるか以前に、そういうものを見掛けてはいたのだが、昔だったので、それらしい描写があれどそれっぽい雰囲気なだけのものしか見ることはなかった。
ブロマンス好き、というのがわり正しいけど、さほどアンテナの感度は良くないので、それもちょっと名乗るには気が引ける。
ところでBLというのは常にR18な描写を含んでいるんだろうか? そういう描写のないBLは、ただの少年愛もの? 同性愛の小説になるんだろうか?
しかし同性愛の小説となると、偏見や差別などが関連してくるならば自ずから話はヘビーになって、そういう側面としてのおもしろさがないと成り立たない。恋愛エンタメとなると、そもそも男女の恋愛マンガがいわんや恋愛小説もほとんど読んだことがないのに、興味をもつわけがない。
「なぜブロマンス的なことを描くか」の問いに対し、誰か作家さんが「恋愛とは違って、つきあうとか結婚するというゴールがないからだ」と答えているのをツイッターでみかけた。興味深い回答である。異性同性問わず恋愛関係なら、永遠でないとしてもとりあえずの区切りが発生する。しかしブロマンス的な人間関係はそういうものが要らない。劇的な出会いや、同じ目的があっても方法論が違うが故の袂を分かつようなことはあっても、その別れはまた美味しいネタになってしまうことは確かである。
ブロマンスはたいてい同性どうしのことを描くが、私は男女でも関係が密であるのに恋愛感情はない、というような関係性が好きである。めったに見掛けないけれど。
閑話休題。
BLと腐女子の話だった。わたしは腐女子ではないらしい。だが界隈の外にいる人からすれば、腐女子に見えるだろう。だからなんだっていうかというと、こういうどっちつかずの人は、どちらにも精通できず、結局は大しておもしろみのない人間になる。ボーダー上でコウモリごっこをしながら、どうしたら面白いことが言えるのかなーと、時々夢を見る。
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