先日も書きましたが、VOGUEのセプテンバーイシューに、ベネディクト・カンバーバッチの記事が掲載されておりまして、その本物の雑誌が、都内の書店の洋書コーナーなどに並び始めているようです。
Huluに2009年の映画『ファッションが教えてくれること』が戻ってきていて観たのですが、そもそもこれはオリジナルのタイトルが "The September Issue" ファッション業界では9月が新年ということで、新年代特大号!、だそうです。
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映画は『プラダを着た悪魔』のモデルになった人物や現場の話なのですが、本物は怖いなんてもんじゃありませんでした。。。これをみると、ベネディクトがVOGUEに撮り下ろしの写真とともに掲載されるというのが、いかにすごいことかわかったような気分になります。
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これに関連して、とあるブログの記事がありまして。
THESE VIOLENT DELIGHTS: INTERVIEW: BENEDICT CUMBERBATCH
根性無しなので全部はちゃんと読めませんが、このなかに、以下のような記述があります。
Bill Condon calls it “a cello,” in which case, conversation with him can resemble a Haydn concerto, allegro con brio.
ライトクラシックユーザーとしては、以下のような感じに読みました。
「Bill Condonは、ベネディクトのことを「チェロだ」と言うよ。ハイドンのコンツェルトの、アレグロ・コン・ブリオみたいなね」
ベネディクトのバリトンの美声は有名ですので、チェロに例えるのはまったく適切自然で妥当ですが、そのあとに「ハイドン」「コンツェルト」「アレグロ・コン・ブリオ」と続くところが、ベネディクトの魅力をうまく表現していると思います。
ハイドンはいわゆるクラシックの作曲家ですが、基本的にシンプルで明るいです。(趣味的には渋いですが)。
コンツェルトは「協奏曲」です。一人で楽器を弾く人が主役で、後ろにオーケストラなど複数のその他の楽器がいる、豪華な感じです。
アレグロ・コン・ブリオは、音楽の速度を指定する用語の一つで、「陽気に速く、いきいきと」のような意味になります。
ハイドンのチェロ協奏曲は1番が有名です。
いやー……。ロストロポーヴィッチはえぇねぇ。すばらしぃねぇ。
1楽章の華やかさも。2楽章は夢見るような切なさも、ベネディクトにぴったりです。しかしやはり本人のあのしゃべりまくる様子とか、弾むような軽やかな雰囲気は、やはりおかしいくらいに3楽章のアレグロ。1、2楽章はベネディクトの演じる様々な役の様々な表情が脳裏に浮かび(2楽章は泣けます)、3楽章は本人がしゃべったり笑ったりお茶目な様子が目に浮かぶようで楽しいです。
ハイドンのチェロ協奏曲のようだとベネディクトがいわれたら、「とんでもない」を10倍ぐらいのながさで言ってくれることでしょう。
上記の演奏と同じかわかりませんが、amazonのリンクも。あんまり種類ないですねぇ。
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