M!LKはなぜ売れなかったか、なぜ今売れたのか(昔のラジオとか)

  SpotifyのPodcastでなんとなくM!LKの名前で検索したら、むかしのラジオ特番がでてきた。すごい、ありがたい、うれしい。

 1時間くらいで、自分たちの紹介をする、いかにもそれらしい番組である。とりあえず、吉田さんと塩﨑さんが2人で話すほうの番組を聞いてみる。雰囲気は現在とほぼかわらない。少し声が若いくらい。YouTubeよりは落ち着いているが、塩﨑さんもちゃんと仕事している。

 YouTuberなみにYouTubeをやっているので、よろしくお願いします、という話。M!LKの2文字目はびっくりマークで検索してください、など。

 いまでは有名になったから検索にでてくるだろうけど、そうでないときはでてこなかっただろう。だって「ミルク」で「MILK」だ。

 やっぱり、M!LKがなかなか売れなかったのは、名前と名前の表記のせいだ。

 過去に夏休み毎日リリースイベントをやった、の話を聴くと、子供にすごいことさせるさすがブラック業界だなとか(YouTubeかどこか別のラジオで話していた)、あるいは、そこまでブッキングして売り込む気があって、なんでそんなグループ名にしたのかな、とか、ふつうに謎がわいてくる。

 逆に、いま売れた理由を考えると、時代と彼らのスキル向上のタイミングが一致した、と言える。この10年は変化の激しい時代だった。コロナもあって、ジェンダーや働き方について、社会も芸能界も、驚くべき変化を遂げた。10年でひと世代ぐらいかわった感覚だ(その前が地獄のように停滞していたので)。

 M!LKはなにもかも違う。いい意味での男性らしさと女性らしさなど魅力を兼ね備えている。スキル上達のための積み重ねを惜しまず、貪欲で、しかし、思いやり、リスペクトをもち、話し合いをする。話し合いができるからケンカはする必要がない。きれいごとや理想論ではなく、そういうスタイルでいまの成功をつかんでいる。

 この先はどうなるのか。ドームツアーという夢は大きくてステキだ。だが、それは、大衆に迎合する、媚びへつらうことだと、いまの自分は思ってしまう。いままでやらなくてよかった忖度をするようになるかもしれない。

 だが「変わらない」とツアーのコメントで吉田さんがもう数年前に言っていた。変わるけど変わらない。最初のアリーナの時点で、そんなことを言い切れるのって、どないやねん。さては未来から来た人か。