放送当時からちょっと気になっていましたが、わざわざ録画して見るほどアンテナがたっていなかったです。機会がなかったので、今回やっと録画して見始めたわけですが、最初の3回目くらいまでは、本当に見るのが辛かったです。
何が辛いかというと、あの絵と声です。いわゆる萌え系のアニメ、萌え系の声。もうイライラしてすごいストレスでした。まどかの容姿や声、マミは巨乳でミニスカひらひらで、だからこういうアニメはムカムカ、など。第二話の終わりは、「はー」とため息ついていた気がします。もう録画するのやめようかと思ったくらいでした。
雑念が多いまま見ていましたが、いきなり、「おいおい、きな臭くなってきたぜ?」だったのはやはりあそこらへん。
そこらへんからじわじわ、話が進むにつれて、「じい…」と凝視して見るようになり、最後のほうはついにリアルタイムでテレビのオンエアを見ていました。
さてそもそも。
本家女児向けアニメでは、魔法少女の要素について、シンプルでわかりやすい回答や設定が用意されています。
- 少女はどうやって魔法少女になるのか
- 魔法はどこからくるのか
- 少女たちは何と戦うのか
- 少女たちは何故戦うのか
- その戦いは報われるのか
女児向けアニメでは、戦いは当然勝利するし、悪役は消滅または悔い改めます。そもそも「魔法少女」には戦う要素なんてなくて、トラブルをハッピーに解決☆、時には余計に大混乱☆、でも最後は大団円☆、が正しい姿なのです(もしかして若い人は「魔法少女は戦う」のが当然?)
まどマギは、それらについてまったくシビアでした。回を重ねるごとに、まるで社会の現実にだんだんうちひしがれていくような気分になりました…。でもそれが不快ではないし、救いがないというわけでもありません。
とてもおもしろいので、他人に勧めたいですが、超えねばならぬ壁は多いです。人に勧めたいけどハードル高いものの一つがまた増えました。
アニプレックス (2013-12-25)
売り上げランキング: 199
売り上げランキング: 199
以下ネタバレありキャラクタ別感想です。いつか観ようと思ってる人は読まないでください。
まどか
なんとも「イライライラ…」させられるタイプのキャラクター。男の妄想の権化かよ!、と毒づかざるを得ない造型、言動、しゃべり方。だかこそ第10話のバリエーション見たあとは、演じている声優さんをぐぐってしまったです。
さやか
感情移入できないし、共感できなかったです。いや一番悪いのはあの男だろ、というツッコミもありますが、されど同情とかできません。「好き」だから何でもやっていいわけじゃないんすよ?。見返りを期待しない恋心なんてあるわけねーだろ?!、であります。
しかし彼女の望みはある意味一番怖いです。自分ではない他人である彼にとって、再びヴァイオリンが弾けるようになる奇跡が、本当に彼の望みだったのか(たとえ口にだしていたとしても)。何故かあるときからぐるぐる反芻するぐらい気になりました。のちにヴァイオリンを弾いてるのだから当然だよ、というかもしれませんが、そういう生き方が本当の幸福かなんてわかりません。いや、弾けさえすればよくて、幸福じゃなくてもいいかもしれないけど…ぶつぶつ。
マミ
典型的な嫌な女ですネ。実在したら友達になれません。少女なのにグラマーで一人でけなげにがんばっていることに酔っているような雰囲気が気持ち悪いです。しかしどうして魔法少女になったかが描かれていないので、表面的なことで判断してはいけません。部屋のインテリア、紅茶とケーキなど、もっとも少女的要素をつめこんだラブリーうざい人です。モデルはお蝶婦人ですよね。
杏子
DQNですが、魔法少女のなかではまともです。ぬんちゃくみたいになる武器がかっこいいです。普通の少女の象徴のようなさやかに心をひかれるのは、自然であり何だよこん畜生泣かせるじゃねぇかです。信仰心に関わる動機は、寓話的で考えさせるエピソードです。
ほむら
長く入院していてコミュ障気味の彼女は、まどかの普通の応対に強く恩義を感じた。出発点はそこなわけですが、そこは良いなぁと思いました。まどかの家族が描かれた理由も、そこらへんかなぁと思います。まどかが性格が良い、他人へ押しつけがましくない(?)親切を自然に行うことができるのは、愛情豊かなありふれた(??)家庭に育ったから、ではないかなー、と思いました。髪をふぁっさぁとやるのは、やりすぎだぜ。
キュゥべえ
こいつは途中から、腹黒い汚いおっさんにしか見えなくなっていました。いわゆる、汚い大人の象徴、若者をだまして誘導して酷使する、ブラック企業の経営者みたいなものです。実在するこういうタイプは、奇跡を起こす力もくれないし外見もかわいくないですが、「奇跡を起こす夢」は与えるので危険です。
0 件のコメント:
コメントを投稿